内観法は、吉本伊信が「身調べ」という精神修養法をもとに考案した、自己の内面を観察する方法です。 一般社会での自己啓発や悩みの解決法として、また企業研修や学校教育、矯正教育など幅広い分野に活用されています。 「身調べ」はもともと浄土真宗の一派に伝わる精神修養法でしたが、吉本伊信はその方法から宗教色を排除して、また広く誰にでもできるように簡便化を図りました。内観法の効果については、富山大学のHPをご参照ください。http://www.med.u-toyama.ac.jp/neuropsychiatry/research/research03.html
本研修は、自己の内省を試みたい人を対象に、ご自宅から通う1週間内観を実施します。成人以上の方ならどなたでも参加可能です。是非この機会にご参加ください。 (日本内観学会HPから一部引用)
日時 ①8月 6日(水)-12日(火)
②8月24日(日)-30日(土)
③9月 4日(木)-10日(水)
④9月11日(木)-17日(水)
*いずれの週も1名様限定
*1週間通えない場合にはご相談ください。
場所 東北大学片平キャンパス片平会館和室 青葉区片平2-1-1
“*駐車場はご利用いただけません
研修費 無料
1日の流れ
6:00 起床、身支度、食事、内観開始(ご自宅で行なう)
8:00 片平会館開館 到着次第、各自で内観開始 初日はガイダンス
9:00 面接1
10:30 面接2
12:00 面接3
昼食(各自持参)
13:30 面接4
15:00 面接5
16:30 面接6
帰宅 夕食と入浴以外の時間は内観
21:00 就寝
持ち物 筆記用具、常用薬、湯飲み(温かい麦茶をご用意いたします)
集中内観の方法
1 部屋の一隅に立てられた屏風の中で楽な姿勢で座る。
2 他者に対する自分の言動を年代順に調べる。
3 調べる内容は、
(1)「していただいたこと」
(2)「して返したこと」
(3)「迷惑をかけたこと」
4 面接は約2時間おきにおこない、研修生は調べた内容を面接者に報告する。
5 1回の面接時間は3~5分で、研修生は話したくないことは話さなくて良い。
6 内観中は外部からの情報を遮断した状態で過ごすことが推奨されます。具体的には、新聞・ラジオ・テレビ・携帯電話はもちろん、面接者以外の他の人(同居家族を含む)と話をしないことなどが挙げられます。
その他
*内観法は自分を見つめる方法のひとつで、治療やカウンセリングではありません。
*寝たきりやお身体がご不自由などの理由で、通所が難しい場合はご自宅にお伺いすることもできます。
*精神疾患で治療中、もしくは精神症状がある場合には、内観によって症状が進むことも否めません。主治医に相談なさってから参加することをお勧めします。
*屏風の中で過ごせる方
*昼食をご準備ください
*研修修了書の発行は行っておりません
問合せ・申し込み
吉井初美:hatsumi.yoshii.d8@tohoku.ac.jp